CNH Industrial CNH インダストリアル、勘定照合業務の自動化を実現
ジェンナ・ステンガート 経理部門 シニアスペシャリスト
ジョン・スプリングスティーン 経理マネージャー
CNH Indutrialが抱えていた課題
CNH インダストリアルは、農業機械、建設機械、商用車等の生産財に特化したグローバル企業で、農業・工業の成長を支える生産機械の設計・製造から販売までを手がけている。従業員 63,000 人以上、製造工場 64 ヵ所、研究開発センター 50 ヵ所という複合的な組織構成を有する CNH インダストリアルでは、SAP ERP の複数のインスタンスで、生産の各工程におけるミッションクリティカルなプロセスを実行している。同社財務部門では SAP ERP の財務会計モジュールを使って 7,000 以上の勘定科目を管理しており、そのうちの約 1,500 の勘定科目が北米事業で使用されている。
同社では数年前まで自社開発のシステムを使い、多大な工数をかけて勘定照合を行っていたが、決算業務には膨大な時間がかかり、エラーも発生しがちであった。また、BlackLine を導入する前に使っていた自社開発システムは、単なるデータベースと大差ないものであり、決算処理の作業者、承認者、レビュー実施者が照合の証憑類を添付できないという点で非常に非効率的で、監査やその他の事後検証作業のたびに、必要な資料をキャビネから探し出す必要があったという。
また、北米地域の 16 の工場といくつかの研究開発施設では、月末に本社に提出すべき資料のチェックリストが作成されておらず、拠点間の資料には一貫性が欠如していた。さらに、事業部門間で行われる取引の計上に関するルールが曖昧だったため、経営陣が財務状況を把握することを難しくしていた。
BlackLineの導入理由
ステンガート氏は BlackLine を選んだ理由として、次の 2 つを挙げている。
・使いやすさ
ー 驚くほどシンプルな操作で、とても使いやすいシステムである点。
・SAP ERP との統合のしやすさ
ー クラウドベースのソリューションである BlackLine には、SAP ERP の標準的な仕訳入力や総勘定元帳に対応したテンプレートが用意されている。テンプレートは自社独自の会計ルールに合わせて簡単にカスタマイズすることができ、そのテンプレートを使って SAP ERP の内部統制管理、収益分析、New GL などの財務会計機能を幅広く利用することが可能に。
またBlackLineでは、CHNインダストリアルの経理部門自身がシステム管理者としてワークフローのルールを設定し、将来の拡張に向けてデータの大量アップロードを可能にするテンプレートを作成することができたため、その後のシステム展開が徐々に容易になり、時間を節約することができる点も魅力であったという。
こうした理由からBlackLineを導入したCNHインダストリアル社では、導入後にどのような成果を実感しているのか。
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企業情報
業界 | 製造業 |
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地域 | グローバル |
ユーザー数 | Enterprise |
導入ソリューション | 勘定照合、仕訳入力、タスク管理、差異分析、インターカンパニー ハブ(会社間取引) |
業務上の効果 | ・1,000 を超える SAP 上のグローバル勘定科目に対する照合業務の効率化 ・勘定照合、仕訳入力、タスク管理、差異分析のプロセス全体における可視性の向上 ・グループ会社間取引の自動計上 ・経理業務の品質とグローバルでの一貫性の向上 |