ブラックラインとキリバ、CFOオフィスのデジタル化の推進に向けて提携
ブラックラインとキリバ、CFOオフィスのデジタル化の推進に向けて提携
両社のソリューションを通じて銀行接続を加速し、財務決算・売掛金管理プロセスの自動化を推進
カリフォルニア州ロサンゼルスおよびサンディエゴ –2021年7月20日 – 経理自動化ソフトウェアのリーダー企業である BlackLine 社(NASDAQ証券コード: BL)と、クラウドファイナンスおよびITソリューションの分野で世界をリードする キリバ は、CFOオフィスのデジタル化を整備し、財務・経理部門間の連携を強化するため協力することをお知らせいたします。このパートナーシップは、統合的なソリューションを通じて両社のクライアントの能力を拡充し、銀行接続と資金の可視化を推進し、財務決算および売掛金管理プロセスのさらなる自動化を実現するものです。
組織のレジリエンスがこれまで以上に重要になっている今、財務経理部門のトップは、トレジャリーやリスクを含めて、財務・経理両部門が効率的に連携するためのテクノロジーソリューションを求めています。BlackLine とキリバは、プロセスの合理化、データの健全性の向上、資金・流動性管理の最適化、反復作業の自動化を通じて、企業が環境の変化に適応する手助けを行い、従来の決算プロセスを変革します。
BlackLineのチャネル&アライアンス担当シニアバイスプレジデントを務めるメル・ゼレドンは、次のように述べました。「銀行との取引照合は時間がかかる作業であり、当社がサポートする最大の課題のひとつです。新たなパートナーシップにより、当社はキリバのクライアントに、財務部門によるデータに基づく信頼できるリアルタイム分析を促す、市場をリードするソリューションを提供し、取引照合などの主な財務決算や売掛金管理のプロセスを自動化します。同時に、当社のクライアントも今後は、キリバのグローバルな幅広い銀行取引ネットワークを活用して、銀行接続を効率化できます。財務経理テクノロジーのデジタル化が、加速しています。キリバとのパートナーシップは、最高のソリューションは即座に戦略的な効果をあげられることを示す好例です」
キリバに加えてBlackLineを実装するクライアントは、業務プロセスコストを削減し、組織効率を高められると期待されます。あらかじめ搭載されたキリバの銀行接続機能によって、銀行レポート作成が簡単になり、当社のクライアントのタイムトゥバリュー(メリットを得られるまでの時間)を短縮します。 BlackLineの取引突合ソリューションが、銀行取引照合の95%を自動化し、わずか数分で数百万件の取引を突合します。キリバの搭載済の堅牢な銀行接続機能との併用により、当社のクライアントは、 世界各地の多くの銀行の取引明細書レポートの作成を効率化し、財務経理業務の卓越した効率性を実現できます。
キリバのCRO(最高収益責任者)であるジョー・マーシンは、次のように述べました。「キリバは、画期的な接続機能によって短時間での連動を可能にし、グローバルなパートナーシップを通じて新たなエコシステムを生み出しました。当社の革新的なトレジャリー機能と、BlackLineの市場をリードする財務決算・売掛金管理自動化ソリューションの併用は、財務決算、分析、レポーティングにとって自然な流れです。BlackLineとのパートナーシップを通じて、財務部門と経理部門の距離を縮め、CFOオフィスの戦略的な価値を高められることを、うれしく思っています」
キリバとBlackLineのクライアントは、銀行接続、支払の自動化、子会社間の会計を担う相補的なソリューションを活用して、次の3つのユースケースで価値を確保できます。
- 銀行接続の加速と資金の可視性向上:あらかじめ搭載された幅広い銀行接続ネットワークを通じて、BlackLineのクライアントに短時間で銀行接続を提供します。自動レポート作成に向けたオンボーディングにかかる時間も大幅に短縮でき、財務経理部門に、売掛金管理・決算プロセスに必要な貴重なデータをタイムリーに提供します。
- 売掛金管理の自動化: 発注から資金管理まで、AIを活用した自動化によって手作業を減らし、さらに多くの資金を回収します。インテリジェントな自動化機能により、支払と請求書が自動的に突合されるため、高額なロックボックスサービスを利用する必要がなくなり、売掛金回転日数が減少し、売掛金チームは付加価値を生む業務に専念できます。
- 財務決算の管理:日次・期末の資金残高レポートを継続的に照合し検証する財務決算テクノロジーを使って、データのやりとりを自動化します。
詳しくは www.blackline.com または www.kyriba.com をご参照ください。
本リリースは、2021年7月20日に米国本社にて発表されたものの日本語訳となります。原文はこちら(https://www.blackline.com/about/press-releases/2021/blackline-and-kyriba-partner-to-streamline-digitalization/)をご参照ください。
キリバについて
キリバは、財務テクノロジーソリューションの最適化、ERPのクラウド移行に伴うリスク軽減、および成長と価値創出を実現する力強くリアルタイムな手段であるアクティブリクイディティの活用に変革を起こすためにCFO、トレジャラー、IT部門をサポートします。クライアントは世界2,000社に及び、フォーチュン500企業およびユーロ・ストックス50企業の25%も含まれます。キリバの先駆的なコネクティビティ・アズ・ア・サービス・プラットフォームは、トレジャリー、リスク、支払、運転資本を管理する社内アプリケーションを、銀行、ERP、取引プラットフォーム、市場データプロバイダなどの重要な外部ソースと連動させます。接続プラットフォームの一環として、キリバは、年間13億件以上の銀行取引および140カ国への年間2億件の支払を管理しています。
キリバの拡張性あるセキュアなSaaSプラットフォームは、人工知能を活用し、支払ワークフローを自動化するとともに、多くの多国籍企業と銀行による成長機会の最大化、不正・財務リスクに伴う損失の防止、運用コストの削減を実現します。サンディエゴに本社を置き、ドバイ、フランクフルト、ロンドン、ミンスク、パリ、上海、シンガポール、東京、ワルシャワその他主要都市にオフィスを構えています。詳細についてはwww.kyriba.jpをご参照ください。
ブラックラインについて
ブラックラインは決算業務プロセスのデジタル化、リモート決算を実現するクラウド型決算プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。「BlackLine」は運用効率向上、リアルタイムの可視化、統制およびコンプライアンスの改善によって、単一の統合クラウドプラットフォーム上で決算業務管理と経理業務の自動化が可能となり、導入企業は継続的な経理モデルへと変革することができます。そして、自動化による経理財務業務の近代化を支援することで、より正確で洞察に富んだ決算報告書の作成と更に効率的な決算処理を実現できます。世界130か国以上、3,400社の企業、300,000を超えるユーザーに利用されています。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。