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日本特殊陶業、グループの経理業務の高度化と 内部統制強化を実現する業務基盤として、ブラックラインを導入 〜業務プロセスの標準化と決算業務の可視化で、経理業務の効率化・迅速化・品質向上を図る〜

日本特殊陶業、グループの経理業務の高度化と内部統制強化を実現する業務基盤として、ブラックラインを導入 〜業務プロセスの標準化と決算業務の可視化で、経理業務の効率化・迅速化・品質向上を図る〜

クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、日本特殊陶業株式会社(本社:名古屋市東区、代表取締役社長:川合 尊、以下「日本特殊陶業」)が、グループの経理業務の高度化と内部統制強化を実現する業務基盤として「BlackLine」を導入したことを発表します。

導入の背景 

愛知県名古屋市に本社を置く総合セラミックスメーカーの日本特殊陶業は、環境・エネルギー、モビリティ、医療、情報通信の4分野を注力事業分野として、スパークプラグ、排ガス用酸素センサなど、世界シェアトップを誇る製品群を持っています。主要顧客である自動車産業が大きな変革期を迎え、気候変動やAI・デジタル技術の急激な進化などの社会課題に対峙する中、日本特殊陶業は、主力の内燃機関製品のみならず、新しいビジネスに挑戦していくことで事業構造の転換を目指しています。

経理部門においては、事業ポートフォリオの転換と安定的な成長を支えるために、サービス品質向上による事業部門への支援機能の強化が求められています。しかし、経理人材の流動性の高まりを背景として、内部統制の強化と大幅な業務効率化を同時に実現する必要性にも迫られていました。

また、グループ会社ではSAP社のERPの導入を進めていましたが、既存システムからグローバルスタンダードへの移行を円滑にし、効率性と内部統制の維持・向上を両立させるためには、ERPを補完するソリューションが必要な状況でした。

 

BlackLine導入の狙い

日本特殊陶業では、これらの課題を早期に解決するために、ERPとの親和性が高く、グローバルで実績のあるクラウドソリューションの導入が効果的と判断し、2023年9月にBlackLineの導入を決定しました。
BlackLine導入の主な狙いは以下の通りです。

①決算プロセスの可視化
決算の進捗状況をリアルタイムに把握し、決算に関連する情報を一元化することで、決算業務を迅速化し、統制環境を整備する。

②決算業務の標準化
業務の手順や必要なスキル、属人性を整理し、標準化することで業務レベルの均一化(底上げ)と効率化を実現する。

③ERP標準機能の補完
ERPの標準機能では不足する部分をBlackLineで補完し、業務の効率化を図る。

プロジェクトのスケジュールと期待効果

・導入会社:日本特殊陶業およびグループ1社
・導入モジュール:
・導入スケジュール:
     タスク管理 /2023年10月末 ~ 2024年1月度決算より本番運用開始
    マッチング、仕訳入力/2023年10月末 ~ 2024年4月より本番運用開始

・期待効果:
    ・決算の進捗管理の効率化
     ・決算タスクの遅延防止と迅速なサポート体制の整備
     ・統制環境の整備による誤処理や抜け漏れの撲滅
     ・監査のための資料準備や問合せ対応などの監査対応業務の効率化
     ・ERP標準機能の補完
     ・ナレッジやノウハウの形式知化と集約による異動や転職の影響の最小化

なお、今後の展望として、日本特殊陶業とグループ1社へのBlackLine導入でナレッジとノウハウを蓄積し、BlackLineの機能拡張とグループ各社への展開を検討しています。

日本特殊陶業株式会社 上席執行役員 磯部謙二氏 は次のように述べています。

「当社グループでは『延長線上にない変化の実現』を目標に、カンパニー制の導入・ROIC経営の強化等、会社組織・経営管理についても大きな変化を進めています。これに伴い、制度会計・管理会計分野はますます複雑化・高度化するとともに、よりタイムリーかつ正確な決算手続きとマネジメントへの報告が求められています。

このような中、BlackLineの導入により複雑化・属人化している業務・決算プロセスを標準化するとともに見える化を進め、決算品質及びスピードの向上の同時達成を実現することにより、我々の抱えている業務課題を解決できることを期待しています。また、現在、基幹システム(ERP)の刷新を進めており、「Fit to Standard」の方針のもと、ERPの標準機能からの逸脱を最小化し、システムのフレキシビリティを高めるとともにシステムの統合化を推進しています。

経理業務においては、ERPの標準機能だけでは実現できない機能をBlackLineで補完することにより業務の効率化を進めていきたいと考えています。今回は本社と一部の子会社への導入となりますが、ここで効果を見極めたうえで、将来的なグループ展開を検討する予定です。」

ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。

「日本特殊陶業様が、経理業務の基盤としてBlackLineを採用いただいたことを大変嬉しく思います。ERPと、ERPを補完するBlackLineの組み合わせは、専門性が高く属人化しやすい業務の可視化・標準化・自動化を実現し、業務の大幅な効率化と統制強化によって、経理部員一人ひとりに、より付加価値の高い業務に集中できる環境を提供します。これからも日本特殊陶業様の経理部門の人材価値の最大化と経理業務の高度化に貢献してまいります。」

【日本特殊陶業株式会社について】

日本特殊陶業株式会社は、世界トップシェアのスパークプラグやセラミックス製品等を製造、販売する総合セラミックスメーカーです。
2023年4月に英文商号を「NGK SPARK PLUG CO., LTD.」から、ラテン語の「niteo(輝き)」と「terra(地球)」を組み合わせた造語である「Niterra Co., Ltd.」へ変更し、環境・エネルギー、モビリティ、医療、情報通信の4つのドメインにおいて事業展開を進め、事業ポートフォリオ転換を実現することを目指しております。
1936年に創立した当社は、全世界で約16,000名の従業員を擁し、日本国内に33拠点、海外に59拠点で製品・サービスを提供しています。2022年度の連結売上収益は5,625億円です。
詳しくは、https://www.ngkntk.co.jp/ をご覧ください。 

 

【ブラックラインについて】

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、4,300社以上の企業、375,000 を超えるユーザーに利用されており、特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。

【ブラックラインについて】