ブラックライン、日立製作所・富士通・ NTTデータ グローバルソリューションズとのパートナー契約を締結 経理財務部門の業務変革に向けた支援サービス提供を開始
ブラックライン、日立製作所・富士通・ NTTデータ グローバルソリューションズとのパートナー契約を締結 経理財務部門の業務変革に向けた支援サービス提供を開始
クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、株式会社 日立製作所(本社:東京都千代田区、執行役社長兼CEO:小島啓二、以下「日立製作所」)、富士通株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼CEO:時田隆仁、以下「富士通」)、株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:磯谷元伸、以下「NTTデータ グローバルソリューションズ」)の3社とそれぞれにパートナー契約を締結し、日本企業の競争力強化と持続的な企業価値向上に貢献するために、企業の経理財務部門のデジタルトランスフォーメーションを推進することを発表します。
NTTデータ グローバルソリューションズは、2023年7月にパートナー契約を結んだ株式会社NTTデータ・スマートソーシング(本社:東京都江東区、代表取締役社長:和田泰之、以下「NTTデータ・スマートソーシング」)に続いて、NTTデータグループで2社目の協業となります。
協業の背景
将来の見通しが困難な世界に直面し、企業経営の難易度が増す中、日本企業においてCFOが管掌する領域が、従来の財務戦略や業績管理を中心としたものから、コーポレート戦略や投資判断、リスクマネジメントへと広がりを見せています。 それと同時に、CFOを支える組織においても、従来の経理財務の役割に加えてFP&A*1を導入する企業が増えつつあるなど、経営の羅針盤を担う経理財務部門の重要性がますます高まっています。
一方で経理財務の現場には、紙の伝票や資料を使いオフィスに集まる属人的な仕事の進め方が残る企業は依然として多く、また、経理人材の流動性も高まる中で、デジタルを活用した抜本的な対策を進め、業務の標準化と大幅な効率化を実現することが、より付加価値の高い業務へのリソースシフトに加え、人材獲得の点からも強く求められています。
*1 Financial Planning & Analysis:会計やファイナンスのスキルをベースに現状や将来の見通しについて分析を行い、経営の意思決定の支援に加えて、目標達成のシナリオを事業計画に落とし込むプロセスをリードする役割
取り組みの概要
ブラックラインは、ERPを含む会計システムの周辺に多く残る、手作業による経理業務をデジタル化することで業務の標準化と大幅な効率化を実現しています。これにより、財務数値の精度とスピードを高め、より付加価値の高い業務へのリソースのシフトを促し、経理財務部門の変革を下支えする、いわば変革の土台となるソリューション「BlackLine」を提供しています。BlackLineは会計システムを補完するものとして、会計システムと組み合わせて利用するクラウドサービスであり、最大限活用する上では会計システムとの連携や、会計システムを含めた業務プロセスのデザインや運用が重要なポイントになります。
日本を代表するSIerである日立製作所、富士通、NTTデータ グローバルソリューションズは、ERPの導入プロジェクトを数多く手掛け、デジタルを活用した経理財務プロセスの変革に深い知見を持っています。また、システム導入だけでなく周辺システムとのインテグレーションや、システム稼働後の運用においても高品質のサービスを提供しています。
協業の取り組みにおいて、ブラックラインは経理オペレーション変革の最新のソリューションの提供と先進事例の紹介を行い、日立製作所、富士通、NTTデータ グローバルソリューションズはBlackLineの実装とERPや関連システムを含めた経理プロセスの最適化、システム稼働後の運用支援などを行います。
さらに、導入プロジェクトや運用支援に加えて、BlackLineを活用した経理財務の変革プロジェクトの提案活動においても、積極的に協業を進めてまいります。
ブラックラインにおける協業体制の強化
ブラックラインのビジネス拡大に伴い、お客様のビジネスの成功に伴走する上で、パートナー企業との協業の重要性は日本だけでなくグローバルにおいても高まっています。グローバルの本社では、パートナーエコシステムの拡充に注力するために、Co-CEO体制をとっており、Co-CEOの一人であるオーウェン・ライアン(Owen Ryan)がその役割を担っています。
日本法人においても今回の協業に際して専任の人材を配置し、協業ビジネスの拡大と日本のお客様のビジネス成功を全力で支援してまいります。その取り組みの一環として、2024年2月29日には、ブラックラインのパートナー企業の皆さまが一堂に会する機会を日本で初めて設け、グローバルでパートナー戦略を統括しているバイスプレジデントのマイケル・オットー(Michael Otto)も参加し、パートナー各社との連携を深めてまいります。
株式会社日立製作所 インダストリアルデジタルビジネスユニット エンタープライズソリューション事業部 事業主管 吉本美津子は次のように述べています。
「日立では、SAPソリューションを中核としたコーポレートレベルの共通基盤の導入、運用保守ビジネスを展開しています。
今回のブラックラインとのパートナー契約により、現在、日本企業の財務・決算業務において手作業で行われている決算タスク管理、勘定照合、決算調整仕訳入力 といった業務の自動化・省力化の支援をより強化し、さらには会計システムと連携させることで、グループ財務管理のガバナンス強化、業務標準化、リモート監査を実現します。これにより、お客様のDX、モダナイゼーションに貢献していきます」
富士通株式会社 グローバルビジネスアプリケーション事業本部 本部長 桐生卓 は次のように述べています。
「富士通は、お客様のビジネス成長と社会課題の解決に挑む事業モデル『Fujitsu Uvance』を推進しております。『BlackLine』は、『Fujitsu Uvance』の重点分野の一つである、変化に適応し持続可能なビジネスを支える『Business Application』において、経理財務部門のオペレーショナルエクセレンスを実現するソリューションの中核となることを期待しております。富士通は、今回のブラックラインとのパートナー契約によりさらにソリューション提供の拡大を加速して、経理財務業務のデジタル化を支援し、お客様のDX実現に貢献します」
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズ EA&PS事業部長 八木将樹 は次のように述べています。
「NTTデータ グローバルソリューションズでは、グローバル展開する日本企業を中心にSAPシステムにおけるライフサイクルを一貫してサポートしています。『BlackLine』は、SAP ERPの会計モジュールとの連携事例も多数あり、すでに世界中で多くの企業に採用されています。今回のブラックラインとの協業強化により、『BlackLine』をSAP ERPとの連携システムとしてのデジタルファイナンス領域におけるデファクトスタンダードのソリューションの1つと位置づけ、顧客のビジネス革新と成長を一層加速することができると期待しています」
株式会社NTTデータ・スマートソーシング 執行役員DX事業本部長 林麻由美は次のように述べています。
「このたびは同グループ企業であるNTTデータ グローバルソリューションズをはじめ、日本を代表するSIer3社のパートナー契約の締結、それによるブラックラインパートナーエコシステムの拡充を大変嬉しく思います。
当社は、昨年パートナー契約を締結し、BlackLineの実装および当社の得意としているRPAを活用した『経理・財務BPOサービス』の提供を開始しております。今後は、NTTデータ グローバルソリューションズのSAPソリューションに対する知見や技術力と、当社の豊富な運用実績に基づく改善力を組み合わせ、顧客企業の課題解決と事業価値の最大化に貢献してまいります」
ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。
「このたび日立製作所、富士通、NTTデータ グローバルソリューションズの3社と新たに協業できましたことを心から嬉しく思います。BlackLineの導入プロジェクトはERPの新規導入やマイグレーションのタイミングで実施されるケースも多く、ERPプロジェクトの経験豊富な3社との協業は、BlackLineの導入だけでなく、ERPとBlackLineの連携による効果の最大化やシステム稼働後のサポートにおいても大きな力を発揮するものと確信しております。先んじてパートナー契約を締結していたNTTデータ・スマートソーシングも含め、日本を代表するSIerである各社と共に、日本企業の経理財務部門の変革を力強く支援してまいります」
【株式会社 日立製作所について】
日立は、データとテクノロジーでサステナブルな社会を実現する社会イノベーション事業を推進しています。お客さまのDXを支援する「デジタルシステム&サービス」、エネルギーや鉄道で脱炭素社会の実現に貢献する「グリーンエナジー&モビリティ」、幅広い産業でプロダクトをデジタルでつなぎソリューションを提供する「コネクティブインダストリーズ」の事業体制のもと、ITやOT(制御・運用技術)、プロダクトを活用するLumadaソリューションを通じてお客さまや社会の課題を解決します。デジタル、グリーン、イノベーションを原動力に、お客さまとの協創で成長をめざします。2022年度(2023年3月期)の連結売上収益は10兆8,811億円、2023年3月末時点で連結子会社は696社、全世界で約32万人の従業員を擁しています。 詳しくは、日立のウェブサイト(https://www.hitachi.co.jp/)をご覧ください。
【富士通株式会社について】
富士通は、FP&Aを代表とした経理財務部門の新たなる役割を担う組織への変革に向け、IT面から支えるご支援を多くのお客様に向け実施してきております。また、2021年よりデータドリブン経営の実現とオペレーショナルエクセレンスの追求を目的としたOneERP+プロジェクトの中でBlackLineを活用した経理財務部門の業務標準化、自動化、高度化を自ら実践しており、その実践で培ったノウハウを活かしてお客様へのご提案を進めております。今後もBlackLine社と協力してお客様の経理財務部門のBlackLineを活用した経理業務の高度化を進め、お客様の経理財務DXの実現に向けご支援してまいります。
【株式会社NTTデータ グローバルソリューションズについて】
株式会社NTTデータ グローバルソリューションズは、日本企業のグローバル展開に伴うシステムのグローバル化需要の拡大に対応するため、2012年7月に設立されました。NTT DATAのSAPグローバル体制とともに、国内のグループ会社に分散していたSAPソリューション、業務ノウハウの一体化を図り、SAP® ERPシステムの導入から保守運用、拡張開発支援など、多岐にわたるサービスをワンストップで提供し、NTT DATAにおけるSAP事業の中核会社として、企業の戦略的な事業経営をサポートしています。
【株式会社NTTデータ・スマートソーシングについて】
NTTデータ・スマートソーシングは、近年、声高に叫ばれている働き方改革やデジタルトランスフォーメーションに直結したサービスやソリューションを数多く提供し、お客様の業務効率化、品質向上に役立てて頂いております。国内6ヵ所に拠点(青森、石巻、東京、名古屋、金沢、沖縄)を配置し、高品質かつ効率的な業務運用、システム開発、保守・運用のアウトソーシングサービスを提供しております。ITと人財(BPO)、そしてAI/RPAを融合させた “スマートなアウトソーシングサービス” が多くのお客様から支持され選ばれております。詳しくはhttps://concur.nttdata-smart.co.jp/をご覧ください。
【ブラックラインについて】
ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、385,000を超えるユーザーに利用されており、特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。