山九、経理業務の生産性と正確性の向上を実現する 業務基盤としてブラックラインを導入
山九、経理業務の生産性と正確性の向上を実現する業務基盤としてブラックラインを導入
〜山九グループの経営基盤の強化とリスクマネジメント強化に向けて経理業務のデジタル化を推進~
クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、山九株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:中村公大、以下「山九」)が、経理業務の生産性と正確性の向上を実現し、グループの経営戦略を支える業務基盤として「BlackLine」を導入したことを発表します。
導入の背景
山九は、1918年の創業の大手総合物流企業です。物流・機工・構内操業支援を融合させた独自の事業を展開し、プラントの企画段階から、設計、建設、重量物輸送、据付、試運転までトータルサポートを提供しています。山九グループを取り巻く環境は、人口構造の変化、地政学リスクの増大、気候変動やテクノロジーの急速な進歩など、これまで以上に変化の速度を増しており、現在推進している「中期経営計画 2026」では、これまでのやり方や考え方を変革し、人の力を最大限に引き出すための DX 推進やカーボンニュートラルへの対応など、新たな課題への取り組みに注力しています。
経理財務部門においては、中期経営計画の基本戦略を支えるために経営基盤の強化とリスクマネジメント強化に取り組んでいますが、安定した財務体質と既存事業の収益強化に加え、海外事業の拡大や新規事業領域への進出のための対応など、限られたリソースで業務領域の拡大に対処するには、業務の生産性と正確性の向上が急務となっていました。
BlackLine導入スケジュールと狙い
山九の経理財務部門は、こうした課題を解決するためには思い切ったデジタルテクノロジーの活用による業務の大幅な効率化と高付加価値業務へのリソースシフトが必須であると判断し、2023年12月にBlackLineの導入を決定しました。
BlackLine導入スケジュールと期待効果は以下の通りです。
<導入スケジュールと導入範囲>
・導入スケジュール:2024年1月 ~ 2024年4月 期末決算より運用開始予定
・導入会社:山九本社
・導入モジュール:タスク管理
<期待効果>
・業務プロセスの可視化
-業務プロセスのリアルタイムの可視化による管理工数の削減と管理品質の向上
-業務負荷の可視化による決算タスクの遅延防止と担当者間の負荷の平準化
-業務手順やノウハウの可視化による属人化の解消
・経理情報の一元化
-業務に必要な情報へアクセスするコスト(工数・時間)の削減
-Excelファイル等のバージョン管理のシステム化による最新のデータに基づいた経理処理の実現
-ナレッジやノウハウの集積と共有による業務品質の向上
-上記効果による経理業務の正確性の向上と迅速化
・経理処理の自動化の準備
-経理処理の自動化に向けた業務の整理と標準化の推進
今後の展望として、BlackLineの導入モジュールや適用業務を拡張し、大幅な業務効率化を狙いとした経理処理の自動化を推進することを想定していますが、時期については未定です。
山九株式会社 代表取締役 専務取締役 CFO 諸藤克明氏 は次のように述べています。
「当社は、長期経営戦略2030の実現に向け、2026年度までの『中期経営計画2026』では、これまでのやり方や成功体験を見直し、事業構造の変革と新たな事業展開に果敢に挑戦していく意識の変革を起こすことで“やり方・考え方“を転換する『変革期』としています。
財務部門では、長期経営戦略・中期経営計画を推進するため、経理・管理会計業務の合理化・DX化に取り組んでいますが、経理業務の複雑化・属人化への対応が課題となっていました。この度のBlackLineの導入により、業務の可視化、標準化、統制強化を進め、限られた財務人財でより付加価値の高い業務へシフトできると期待しています。」
ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。
「山九様が、経理業務の基盤としてBlackLineを採用いただいたことを大変嬉しく思います。世界経済の先行きの不透明感が一段と強まる中、経営の羅針盤を担う経理財務部門への期待はますます大きくなっており、デジタルを活用した業務変革はもはや避けて通れません。BlackLineは、最も業務負荷の高い決算プロセスを中心に経理業務の大幅な効率化と標準化、統制強化を実現し、より付加価値の高い業務に集中できる環境を整備することができます。これからも、経理財務部門の生産性の向上と人材価値の向上を果たすべく、山九様のデジタルを活用した業務変革の進展に貢献して参ります。」
【山九株式会社について】
1918年創業。国内外で鉄鋼や石油、石油化学といった超大型プラント建設や設備更新工事プロジェクトにプラントエンジニアリング会社としてEPC(設計・調達・建設)で参画しています。プロジェクト遂行後は、プラントの安定稼働を支えるべく、各種設備の操業支援や日常保全、シャットダウンメンテナンスといった大規模メンテナンスにも関わる国内屈指のプラントメンテナンス会社でもあります。更に、アジアを中心に多くのネットワークを有する利点を生かし、原料や製品の輸送、倉庫管理、輸出入といった物流業務も手掛ける総合物流企業として、お客様の事業を包括的にサポートしています。
【ブラックラインについて】
ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、385,000 を超えるユーザーに利用されており、特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。