イオンフィナンシャルサービス、経理業務の生産性向上を実現し、 グループの成長戦略を支える業務基盤として、ブラックラインを導入
イオンフィナンシャルサービス、経理業務の生産性向上を実現し、 グループの成長戦略を支える業務基盤として、ブラックラインを導入
〜業務プロセスの標準化と自動化を推進し、経理業務の属人化の解消と効率化および品質向上を図る~
クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、イオンフィナンシャルサービス株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:藤田健二、以下「イオンフィナンシャルサービス」)が、グループの経営戦略を支える経理の業務基盤として「BlackLine」を導入したことを発表します。
導入の背景
イオンフィナンシャルサービスは、小売業発の総合金融グループとして日本を含むアジア11カ国・地域で、生活に密着した金融サービスを提供しています。1981年の設立以来、国内においては、クレジットカードを中心に事業を拡大し、さらに電子マネー決済や保険販売、銀行業等の事業拡大を通じて、多様化するお客さまのニーズに対応できる体制を構築しています。また、早期から積極的に海外展開を行い、国内で培ったノウハウを活かしてアジア地域において着実に事業を拡大し、現在では上場子会社の拠点がある中華圏、メコン圏、マレー圏の3つの地域で、各国の成長ステージに合わせた戦略および事業を推進しており、「アジアNo.1のリテール金融サービス会社」の実現を目指しています。
経理部門においては、限られたリソースで事業運営を支えるために、これまでも業務改善や個々人のスキル向上、RPAによる断片的なデジタル化等によって生産性の向上に取り組んできましたが、Excelを用いた手作業も依然多く、人材の固定化が業務の属人化を招いていました。近年の経理部門が果たすべき役割の多様化に対応し、グループの今後の成長戦略を支えるためには、経理業務の効率化と業務品質のさらなる向上が必要であり、その前提となる経理プロセスの標準化が急務となっていました。
BlackLine導入の狙い
イオンフィナンシャルサービスの経理部門では、こうした課題を早期に解決するために思い切ったデジタルテクノロジーの活用が必要と判断し、2024年9月、経理オペレーションを変革するクラウド型プラットフォームとしてグローバルで実績のあるBlackLineの導入を決定しました。
BlackLine導入の主な狙いは以下の通りです。
①業務プロセスの標準化
関係者全員がアクセスできる経理の共通基盤を構築することで、業務の標準化を推進し、属人化の解消と業務の平準化を実現する。
②経理情報の一元化
経理業務に関連する証憑データやファイルを一元管理し、業務に必要な情報へのアクセスや業務の引き継ぎを容易にする。
③経理処理の自動化
業務負荷が高い経理処理を中心に自動化を進め、大幅な業務効率化を実現する。
プロジェクトのスケジュールと期待効果
・導入対象会社:イオンフィナンシャルサービス株式会社
・導入モジュール:タスク管理、勘定照合、仕訳入力、マッチング
・導入スケジュール:タスク管理…2024年10月プロジェクトスタート ~ 2025年3月稼働
勘定照合、仕訳入力、マッチング…2024年10月プロジェクトスタート ~ 2025年6月稼働
・期待効果
-業務プロセスの可視化による標準化の推進体制の整備
-業務負荷の可視化による決算の遅延防止と担当者間の負荷の平準化
-誰もが同じ情報にアクセスできる業務基盤によるナレッジ共有の促進と業務品質の向上
-経理処理の自動化による省力化と手作業のリスクの撲滅
今後の展望として、新システムへの習熟を高めた上で、適用業務を拡大し、生産性向上と業務の高度化を推進することを検討しています。
イオンフィナンシャルサービス株式会社 取締役兼常務執行役員 財務経理本部長 三藤智之氏は次のように述べています。
「経理部門には当社のステークスホルダーに対して適正な情報開示を行うという継続的なミッションがあります。一方で、税務や会計などの専門的な知見が必要となることから業務が属人化しやすく、その知見が業界に依存しないため人材の流動性が高いという特性がある部門です。このような特性を踏まえてミッションを確実に遂行するためには、業務の可視化や標準化が必須であると認識しており、導入を決定したBlackLineはそれらを可能とするツールとして最適なものだと考えています。」
ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。
「イオンフィナンシャルサービス様に、経理業務の基盤としてBlackLineを採用いただいたことを大変嬉しく思います。世界経済の先行きの不透明感が一段と強まる中、経営の羅針盤を担う経理部門への期待はますます大きくなっています。多くの企業の経理部門で、常態化する人材不足や業務の属人化などの高負荷な状況からの脱却が喫緊のテーマとなっています。BlackLineは、最も負荷の高い業務である決算プロセスを中心に、経理業務の大幅な効率化と標準化、統制強化を実現します。これからも、イオンフィナンシャルサービス様の経理部門の人材価値の最大化と経理業務の高度化に貢献してまいります。」
【イオンフィナンシャルサービス株式会社について】
イオンフィナンシャルサービスはイオングループの総合金融事業を担っており、日本を含むアジア11カ国・地域においてOur Purpose「金融をもっと近くに。一人ひとりに向き合い、まいにちのくらしを安心とよろこびで彩る。」の実現に向け、主に個人向けの金融サービスを提供しています。詳しくはwww.aeonfinancial.co.jpをご覧ください。
【ブラックラインについて】
ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、385,000 を超えるユーザーに利用され、日本国内でも100社以上に導入されています。特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。