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DM三井製糖、クラウド型経理業務変革プラットフォームの ブラックラインを導入し、決算プロセスの可視化と標準化を推進

DM三井製糖、クラウド型経理業務変革プラットフォームのブラックラインを導入し、決算プロセスの可視化と標準化を推進

〜経理部門の生産性を向上し、グループの経営戦略を支えるための業務基盤の確立を目指す〜

クラウド型経理業務変革プラットフォームを提供するブラックライン株式会社(日本法人:東京都港区、代表取締役社長:宮﨑盛光、以下「ブラックライン」)は、DM三井製糖株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長CEO:森本卓、以下「DM三井製糖」)が、経理業務の生産性を向上し、グループの経営戦略を支える経理の業務基盤として「BlackLine」を導入し、稼働を開始したことを発表します。

導入の背景

DM三井製糖は、三井製糖と大日本明治製糖の合併によって2022年に誕生した精製糖業のリーディングカンパニーです。前身である精製糖会社の創業から約130年、自然の恵みから生まれた「砂糖」を人々の家庭にお届けすることを事業の軸としています。国内の人口減少や甘味需要の多様化による砂糖消費の漸減に加え、原材料費や光熱費の高止まり、人手不足の深刻化など、事業を取り巻く環境が厳しさを増す中、国内砂糖事業の強靭化や海外事業の拡大、新規事業であるライフ・エナジー事業の成長などをグループ戦略の柱として事業を展開しています。

経理部門においては、合併後の経理PMI(Post Merger Integration*1)を進める中で、会計システムを統一したものの、システムの周辺には多くの手作業が残っていました。グループの経営戦略を支えるためには、最新のデジタルテクノロジーの活用も念頭に、経理の業務基盤を整備し、標準化を加速させ、経理部門の生産性向上を実現することが大きなテーマとなっていました。

*1) M&A後の統合効果を最大化するための統合プロセスを指し、経営統合、業務統合、意識統合の3段階からなる。

BlackLine導入の狙い

DM三井製糖の経理部門では、こうした課題を早期に解決するために、企業経理の根幹であると同時に、経理業務の中で最も負荷の高い決算業務を変革すべく、2023年12月に経理業務変革プラットフォームとしてグローバルで実績のあるBlackLineの導入を決定しました。

BlackLine導入の主な狙いは以下の通りです。

①標準化と統制強化
決算プロセスの可視化と関連情報の一元化により、合併後の経理業務の標準化と決算品質の向上を実現する。

②生産性向上
決算プロセスのデジタル化によって人手によるルーチンワークを最小化し、より付加価値の高いビジネスパートナーとしての業務へとソースシフトを図る。

③経理の業務基盤の整備
業務の標準化とデジタル化を推進し、海外事業の拡大や新規事業の成長など、グループの経営戦略を支えるための経理の業務基盤を整備する。

プロジェクトのスケジュールと期待効果

・導入対象会社:DM三井製糖株式会社

・導入モジュール:タスク管理

・導入スケジュール:2024年1月~6月(決算繁忙期はPJ中断のため実質3.5か月)、7月の第1四半期決算より稼働

・期待効果
 -決算の進捗管理の効率化
 -業務負荷の可視化による決算タスクの遅延防止と迅速なサポート体制の整備
 -統制環境の整備による誤処理や抜け漏れの撲滅
 -関連資料の一元管理によるドキュメント検索の迅速化とドキュメント品質の維持管理の徹底
 -ナレッジやノウハウの形式知化と集積による属人化の解消と品質の向上

今後の展望として、導入モジュールや適用業務の拡大によって業務を大幅に効率化し、生産性向上と業務の高度化を推進することを検討していますが、時期については未定です。

DM三井製糖株式会社 取締役上席執行役員CFO 森雅彦氏は次のように述べています。

「当社は、現在『中期経営計画2026‐Diversify into Nutrition & Health』の目標達成を目指し、さらには、その先を見据えた各種諸施策を推進中です。そのためにも、コーポレート機能の業務品質の安定と業務の効率化の両立は、重要なテーマであり、経理部門における決算業務の質の向上や効率化を目指し、BlackLineを導入致しました。決算業務プロセスの可視化・共有によって業務の抜け漏れや過度な属人化を防ぐことで、現状業務の質の安定を期待しています。今後は、さらに標準化・効率化された業務へのデジタルツールの導入も容易になるかと思います。BlackLineの導入を契機として、当社経理部門が、これまでのブックキーパー(スコアキーパー)から、経営の良きビジネスパートナーとして、より高付加価値を生み出す未来志向型の経理部門となることを大いに期待しています。」

ブラックライン株式会社 代表取締役社長 宮﨑盛光は次のように述べています。

「DM三井製糖様が、経理業務の基盤としてBlackLineを採用し、計画通りに稼働したことを大変嬉しく思います。世界経済の先行きの不透明感が一段と強まる中、経営の羅針盤を担う経理財務部門への期待はますます大きくなっており、デジタルを活用した業務変革はもはや避けて通れません。BlackLineは決算業務や関係会社間取引の照合・管理など、経理業務の中でも特に負荷の高い業務を可視化・標準化・自動化することで、より付加価値の高い業務に集中できる環境を整備することができます。これからも、経理財務部門の生産性の向上と人材価値の最大化を実現すべく、DM三井製糖様の業務変革の進展に貢献してまいります。」

【DM三井製糖株式会社について】

DM三井製糖は、「スプーン印」「ばら印」の砂糖を取り扱う国内製糖トップメーカーです。「姿かたちを変えながら一生に寄り添い、幸せの時を広げる。」を企業理念とし、砂糖だけでなく、グループ全体で「栄養」「健康」領域への事業ポートフォリオ変革に取り組んでいます。また、現在進行中の“中期経営計画-2026 Diversify into Nutrition & Health”では、①国内砂糖事業の強靭化、②海外事業の拡大、③ライフ・エナジー事業の成長、④グループの持つ研究開発力の集積・強化、⑤持続可能な社会実現への貢献の5つの柱を実現すべく、各種施策を推進しています。

【ブラックラインについて】

ブラックラインは経理業務プロセスの可視化、標準化、自動化、統制強化を実現する経理業務変革プラットフォーム「BlackLine」を提供しています。世界130か国以上、約4,400社の企業、385,000 を超えるユーザーに利用され、日本国内でも100社以上に導入されています。特に決算業務を中心に、既存の会計システムなどでカバーされない手作業をデジタル化することで、経理人材のスコアキーパーからビジネスパートナーへのシフトを支援します。また如何なる環境でも持続可能かつリアルタイムにグループ全体の経理データが可視化されることで、ガバナンス強化や経営の意思決定の迅速化に貢献します。
詳しくはwww.blackline.jpをご覧ください。

【ご参考:BlackLineを構成する6つのモジュール】