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CFO協会調査結果ダイジェスト「新型コロナウィルスによる経理財務業務への影響」

コロナウィルスの決算への業務影響

経理財務部門を対象としたサーベイでは、「コロナウィルス感染症が決算業務に影響を及ぼす見通しである」と回答した経理担当者数が75%、という事実が分かりました。

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理由として挙がったのは次のような回答でした。

  • 海外子会社が営業停止や外出規制でデータ収集ができない。
  • 監査法人が、在宅勤務になり往査が進まず決算スケジュールが遅れている。
  • 監査法人とのコミュニケーションがリモートになり認識の齟齬が出てしまう。
  • リモート対応で全ての決算処理ができない。

また、感染拡大によりどの業務に影響があるかという質問に対しては、エンタープライズ企業、グローバル企業に絞ると業績発表の遅延、海外監査の困難といった回答が上位に挙がりました(※1)。グループが拡大し、さらにロックダウンの影響も受けることで決算業務に必要なデータ収集が追い付かず、またどこまで決算業務が進んでいるか進捗も不透明な状況に直面する企業様が多かったことが分かります。

<※1新型コロナウィルス感染拡大によるリスク>

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コロナ禍の経理財務部門のテレワークの状況

以下図※2は2~3月のテレワークの実施状況です。本資料は4月時点の結果をまとめておりますのでテレワーク実施中の出社割合は43%となっております(※2)が、その後の6月時点の同協会による最新調査によると実に94%の経理財務部門の方が一度以上決算業務のために出社をしていました。(2020年7月更新)

<※2会社のテレワーク状況を教えてください>

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また、テレワークの状況に満足していないという結果はテレワーク実施をした方の40%にのぼります(※3)。理由として、「書類のデジタル化が進んでいないから」がトップとなっておりますが、紙の書類をPDF化するだけでは、作業効率は上がりません。書類の管理方法や受け渡しなどの業務フロー全体で改善していく必要があると言えるでしょう。

<※3 テレワークの状況に満足していますか>

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本ブログは調査内容の一部ですが、調査資料全編のダウンロードはこちらから可能です。
新型コロナウィルス対策をきっかけに業務変革に取り組む企業様はぜひ、ご確認ください。
その他、「リモート決算」の推進に関するお役立ち資料は以下にまとめております。

◆リモート決算推進特設ページ
https://www.blackline.jp/virtual-close/

【出展元調査概要】

■ 主な調査内容:新型コロナウイルスによる経理・財務業務への影響、テレワークの状況、テレワーク実施における課題 など
■ 調査実施:一般社団法人日本CFO協会 
■ 調査対象:日本CFO協会会員を主体とした日本企業のCFOおよび経理・財務幹部
■ 調査期間:
2020年3月18日~2020年4月3日(1回目)
2020年4月7日~2020年4月13日(2回目)
■ 調査方法:オンライン上でのアンケート調査 
■ 回 答 数:277(1回目)241(2回目)

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